MEXORG は、有事の災害救援、平時の緑の保護や自然教室などの活動をしています。
今回は弊団のアーボリスト(C)、ボランティアの方々による活動を埼玉県の「みどりの活動支援補助事業」の助成により行います。
事前に何度か吉川市教育委員会と市役所や現場で打ち合わせしたのち、この日 2022/10/29(土)16:30 に弊団で改めて現地調査をしました。
吉川市立関小学校というのが今回の活動場所です。
関小学校は、1973年 (昭和48年)4月1日に開校し、2022年 (令和4年)に開校50周年となりました。 https://www.yoshikawa.ed.jp/seki/about
最初からある木の樹齢も50歳です。様々な障害が発生してもおかしくはない頃です。
弊団の当初の計画では、所属するアーボリストの特性を生かし、高木や大木の管理と考えていましたが、関係者の方々にお尋ねすると、
「校庭の西側に自然樹生した草木が生い茂り、子どもたちが暗くて怖がりそこで遊べない、蚊などが発生しやすい」
との声が聞かれたため、改めての現地調査となりました。
現地では、本来の植栽の大木高木と垣根がありますが、自然樹生した草木が鬱蒼と茂っています。
自然樹生も樹木です。実のことを言うとこの方が「自然」なものです。ところが人間が住むところの緑は、お互いの共存の上で成り立つものでしょう。山の緑と里の緑、市街地の緑はそれぞれ保管しあい成り立つものです。
人の住む近くで自然樹生を放置しておくと、
1、大木高木に蔦や雑草が絡んでいれば本来の樹勢が弱まりかねない。
2、風通しが悪くなることで水分やゴミが溜まりやすくなり蚊などの発生につながりやすい。
3、垣根の内から外が見えにくい(緑の垣根は日が通るくらいに適正に管理し見通せるようになることで防犯効果を与えます)。
こういうことが続くと「枯葉が迷惑だ」「面倒だから全部伐採」などとも繋がりかねず、人間が生きていくのに必要な緑が保てなくなります。
このように人の住む地域の緑の管理と多様性は、人の都合だけでもなく、双方の共存の上に成り立つものです。
写真をいくつか撮影し(本当はもっとたくさん)、作業計画を立てます。
合わせてボランティアの方も募集しています。よろしくお願いします(応募サイトは改めてお載せいたます)。